2008年05月22日

呉夫婦の日

風花芽衣さんのサイトで今日が呉夫婦の日(語呂合わせ)だと聞いたので慌てて1本書きました。
何時もの私のSSと比べるとちょっと長い^^;でも一般的には普通の長さかな(笑)。
どうやらキャラを多く出すと長くなるようです。
呉夫婦なのですがうちの場合はおまけが付きます(汗)。
呉夫婦+蒙尚になります。設定も無双ではないのでご注意を。史実の年齢設定になっております。
呂蒙が孫策・周瑜よりも4つ下です。21歳くらい? 尚香は10歳くらいです。
らぶらぶした箇所も入れたくて。

→もう片方の手はしっかりと周瑜の手を握って。

→大喬はゆっくりと孫策の肩に頭を乗せる。

おまけw

→ぽふん、尚香は何時ものお気に入りの呂蒙の背中にくっつくと言葉を続けた。

本当は時間があったら策大と瑜小に分けたかったのですが…もっと早く知るんでした!!


というわけでやっぱり時間がないのでブログでUPです。
以下SSになります。

お気に召していただければ幸いです。

*幸せで平和な日常*

幸せで平和な日常

春の心地よい風が気持ち良い。
丘の上にごろんと寝転ぶ。
空は昨日の嵐が嘘のように晴れ渡っていた。
気温が高いお陰か地面もすっかり乾いている。
ちょっと汗ばむ陽気だったが風があるので苦にならない。

孫策は城を抜け出してお供に呂蒙を連れてこの丘に居た。
丘からの眺めは見ていて楽しい。
しかし、仕事の途中に周瑜の目を盗んで遊んでいるのだ、呂蒙は気が気でない。

進言なんて出来ないから困っていた。
孫策の強引さには何時も敵わない。

しかし、呂蒙もこの丘からの景色が大好きだった。
船も人もいろんなものが見渡せる。

横で幸せそうな寝息を立てる君主の傍で呂蒙はこの場所からの景色を楽しんだ。

*****

「何、孫策がいない?」

周瑜の執務室を訪ねた大喬が申し訳なさそうに頭を下げた。

「義姉上が気にすることはない。
孫策が悪いのだから」

大喬の隣りに立つ小喬もちょっと心配そうだ。
城の中は大喬と小喬の二人で孫策の行きそうな場所も調べつくした。

「阿蒙がいたら良かったのに」

探し物の得意な呂蒙ならきっと孫策を見つけてくれただろう。
しかし、その呂蒙さえいない。

「大方、孫策に引っ張られて行ったのだろう。
城に居ないとすると城下か。
どうしたものか」

周瑜は考え込むと彼の服の裾を誰かが掴んだ。
尚香だった。

話し声が聞こえて執務室を覗き込んだようだ。

「瑜兄様、あたし知ってるよ」
「それは本当か?」
「うん、策兄様には口止めされたけどみんなが困っているんだもの。
教えてあげる」
「それは助かる」

周瑜は嬉しそうに尚香の頭を撫ぜる。
大喬と小喬もほっとしたように顔を見合わせたのだった。

*****

呂蒙は人の気配を感じて辺りを見回して立ち上がる。
孫策を守れるのは自分しかいないと。

しかし、足音と供にやってきた人物たちにほっとしたが同時に罪悪感を覚える。

「周瑜殿」

呂蒙は困ったように孫策と周瑜を交互に見回した。

「孫策様、気持ちよさそう」
「うん」

大喬と小喬は孫策の寝顔を見ながら笑いあう。
周瑜はその様子にため息を付いた。
やれやれと言った表情で。

「呂蒙、すまんな。孫策につき合わせて」
「いえ、そんなことありません…」

怒られると思ったのだが意外な言葉が返って来て戸惑う。
ぽふん、尚香は何時ものお気に入りの呂蒙の背中にくっつくと言葉を続けた。

「策兄様、見つかって良かったね!」
「ああ、姫が教えたのですな」

孫策が言っていた。
この場所は父に連れられて良く、みんなで来たのだと。

「策兄様、起きてー!!」

何時もの反撃か尚香が勢い良く孫策の腹の上に馬乗りになる。
「ぐえ」孫策は苦しそうな声を上げて起きる。

「誰だ?!」
「孫策、君はだらけすぎている」
「周瑜?!」

尚香に馬乗りにされたまま孫策はきょろきょろと辺りを見回した。
大喬と小喬が楽しそうに笑っている。
呂蒙が困ったように尚香を孫策の上から引き剥がした。

「さて、小喬、戻るか」
「うん! 周瑜様」
「孫策、日暮れまでには戻るのだぞ」

周瑜の優しさ。
大喬はそれを嬉しく思う。

「阿蒙、帰ろう!」
「しかし、護衛は…」

戸惑う呂蒙に周瑜が言葉を続ける。

「孫策なら一人でも平気だ。
このくらいの距離だ、問題なかろう」
「はい」

孫策と大喬に二人の時間を作ってやるには自分たちは邪魔だ。
周瑜たちは早々に退散することにした。

「お姉ちゃん、またね〜!」

小喬が嬉しそうに手を振る。
もう片方の手はしっかりと周瑜の手を握って。

「やれれや」

帰って行く4人の後姿を見送って大喬は孫策の隣りに座る。

「孫策様、仕事はきちんとしなきゃ」
「ああ、すまん」
「でも、見つかって良かった。
すごく、心配したんですから!」
「ああ、悪かった。
今度は一緒に来ような」
「はい、でも周瑜様には断ってからにして下さいね。
皆さんが心配しますから」
「ああ、分かっている」

一緒に居たかっただけなのかもしれない。
孫策には傍に居て欲しかった。
どこかに消えてしまったのかと思った。

「孫策様、どこにも行かないで下さいね。
私、すごく心配したんですから」

大喬はそう言ってちょっと悲しそうな笑みを浮かべた。
その肩を孫策が引き寄せる。

「ああ、どこにも行かない」

大喬はゆっくりと孫策の肩に頭を乗せる。
そして雲ひとつない空を見上げた。

そんな孫呉の平和な日常。





posted by 藤井桜 at 09:30| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 三國&戦国&大戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/97535699

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。