2007年03月19日

君に会いたい

ホワイトデーSSその2

ケイシスv槐編

君に会いたい

「槐、久しぶり」
「ケイシスさん、お久しぶりです〜」

ぺこりと頭を下げて槐は会釈した。
会うのは何日ぶりだろうか。
最近、忙しいのかケイシスはなかなか顔を見せてくれなかった。
槐はそれがちょっと寂しかったがこうして会うことが出来た。

「こないだのお礼をしようと思ってね」
「お気を使わせてすみませんでした」
「いや、本当はもっと用意したかったんだけどここ最近、いろいろと物騒で大変だからね」

グラール太陽系の炎侵食によるガーディアンズへの救援要請がまだ続いている。
そんな中での久しぶりの再会だった。

「そうですね。浄化作業も進んでいるようですね」
「ああ、そうだね。報酬も大きいから少しでも俺達の力が役に立つといいね」
「はい」

各惑星の浄化率も100%を超えていた。
報酬である服、パーツの半額も決定していた。
ケイシスは槐の贈りものとして服を考えていた。

「忘れるところだった。これを」
「ありがとうございます」

お返しはきっとシュ・クリームなのではないかと予測していた槐だったがプレゼントの箱の数に驚いた。

「3つも!」
「ああ、大したものじゃないけどね。ホワイトデーらしいものを選んでみたんだ」

シュ・クリーム、ラブベリー…そして最後の1つを開けて槐は驚いた声を上げた。

「宝石!」
「うん」
「そんな高価なもの」
「受け取ってもらわないと用意した意味がないよ」
「ありがとうございます」

浄化作業の中で一緒に探していたのだろうか。
綺麗な輝きを放つ宝石。

「浄化ミッションが終わるまでの予約券のようなものかな。
服もプレゼントする予定でいるから好きなものあったら考えていて欲しいな」
「なんだか沢山いただいてしまって申し訳ありません」
「いや、これくらいして当然だからね。半額になってから買ってあげるのだからこっちの方が悪いかな」

ケイシスはそう言って笑う。

「今回の浄化ミッションが終わったら少し、ゆっくり出来ると思うから。その時はどこか出掛けようか」
「はい、そうですね」

忙しい日々が続いていてゆっくりと話すことも出来なかった。
それはもう少し続くのだが。

「ごめん、これからまた仕事が入っているんだ」
「こちらこそお引止めして申し訳ありません」
「君に会えて良かったよ」
「はい、私もです」
「じゃあ、また」

ケイシスは少し屈んで槐の額に口付けた。
槐はくすぐったそうにちょっとだけ照れた。

「お気をつけて」
「ああ」
「今日はありがとうございました」

消えて行くケイシスの背に手を振りながら槐は嬉しさをかみ締めていた。

END


*****

うわ、甘くて落ちなしw
いや、落ちは作る必要ないんだけどね〜。
炎ミッションを兼ねたSSを1つでも上げておこうとしてかなり無理やりな設定です。
ネタははっきり言ってケイシスの用意した宝石だけだというw

ケイシスさんへ、素敵なお返しありがとうございます〜。
SS遅くなって申し訳ありませんでした。
posted by 藤井桜 at 13:50| 宮城 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | PSシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらこそ素敵なSSありがとうございますw
桜さんがリアルでお忙しいのが落ち着くまでに
なんとか漫画にしたいと思います(^^;

でも息子さんもインフルエンザだとかで、
更に大変ですね・・・。どうかお大事に、お気をつけて。
Posted by ケイシス at 2007年03月21日 16:51
コメントめちゃくちゃ遅くなって申し訳ありません〜。

ケイシスさんも完治おめでとうございます!
Posted by 槐 at 2007年04月02日 11:16
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