2012年02月15日

一日遅れ

今月、ちょっと多忙です^^;
なので短めなお話をブログにUPします…甘いバレンタインもの。
といっても戦国時代じゃチョコレートはまだ、伝来していないんですよね。
なので金平糖ネタです。


氏康×甲斐姫です。


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色とりどりの金平糖に舌鼓を打つ。


「女の子にとって甘いものは大事なんです!」


甲斐姫がそう力説すると氏康は呆れた溜息を付いた。
後ろで煙管をくすぶらせて大きな欠伸をしている。


南蛮伝来の甘いお菓子は見栄えも良く女の子の心をくすぐる。
この場に居るのが甲斐姫一人に安堵する。
くのいちなど居たら煩くて敵わない。


「お館様も食べます?」
「俺はいらん」
「美味しいですよ」
「甘いものよりも酒の方が良いな」


しかし、満面の良い笑顔で菓子を頬張る姿は見ていて悪くはない。


きらきらと夜空の星のような金平糖が甲斐姫の手から零れる。
不意を付かれた甲斐姫に氏康は「甘いな」と呟いたのだった。
離れていく唇、その感触を残して甲斐姫の頬は朱に染まった。


posted by 藤井桜 at 18:46| 宮城 ☁| 三國&戦国&大戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする